■ いまの生き方は、幼少期の「違和感」から始まった
僕が“人の裏側を読むような生き方”になった理由は、大人になった今だからこそ整理できます。
当時はHSPという概念すら知りませんでした。けれど振り返ると、あの頃の僕の行動や思考は、まさにHSP・HSS型の特徴そのものでした。
人よりも感情の温度に敏感で、空気の濃度ですら感じ取ってしまう。
内向的でありながら、強い好奇心に背中を押されて外へ踏み出す。
この特性を“理解した上で使っていた”わけではありません。
ただ、幼い僕は「みんなもこうやって世界を見ている」と信じていた。それだけでした。
■ 父の不機嫌を“空気”で読み取り、行動したあの日
ある冬の日、家はストーブで暖まり、室内は少し息苦しいほどでした。
父は暑くなると不機嫌になる癖があり、その日の空気もどこかざわついていました。
小学生だった僕は、父の声の調子や体の重さ、表情の変化から
「これは暑さが原因だ」と直感しました。
誰に頼まれたわけでもなく、僕は家中の扉を一斉に開けて外気を流し込みました。
家族は驚きました。当然です。
でも僕にとっては “理由のある行動” でしたし、場の空気が沈静化していく様子を見て、
「正しかったんだ」と胸の奥が静かに満たされたことを覚えています。
今思えば、あれはHSP特有の“空気の変化への過敏さ”だったのでしょう。
■ 将棋で鍛えられた「何手も先を見る癖」
もう一つ、僕の性格を形作った要素があります。
それは将棋でした。
相手の手の背景を読み、
その先の行動を読み、
さらにそのまた先で自分がどう動くべきかを考える。
幼少期から自然と「何手先まで行けば予測不能か」を分析し続ける癖がつき、
中学に入る頃には、誰と話していても相手の意図を読むことが当たり前になっていました。
その結果、僕はよくこう思っていました。
「この人は本当は何を望んでいるんだろう」 と。
これは観察ではなく、“理解”でした。
そしてその理解をもとに、相手のために動こうとする生き方が始まります。
■ しかし「人のために動く」と、人からの施しを受けられなくなる
人の感情や本音を深く読み取るようになると、
相手が何をしたくないかまで見えてしまいます。
「友達のお母さんは、ご飯を奢るのが少し面倒だと思っていそうだ」
そう感じた瞬間、僕はその気持ちを尊重しようとします。
だから、奢られそうになったら断る、受け取らない。
相手のためにやっているのに、
相手からすると「なんだこいつは」となる。
これはずっと噛み合いませんでした。
まさにHSP・HSS型特有の“行き過ぎた思いやり”が、僕を苦しめた時期です。
■ いじめられなかった理由──深さと迷いのなさ
内向的で独特な感性を持つ子は、本来いじめられてもおかしくありません。
しかし、僕は意外にも一度も標的になりませんでした。
それはたぶん、
「迷いがなかった」
「行動の根に深さがあった」
「言葉の裏にいつも理由があった」
からだと思います。
堂々として見えたのか、得体の知れなさが尊重に変わったのか──
理由は分かりませんが、結果的に僕は一目置かれる存在になりました。
■ 家系を見たとき、僕の性格には“役割”があった
大人になって家族を俯瞰すると、気づいたことがあります。
静かで誠実な家庭。
しかし収入は決して高くなく、将来のための大きな投資や挑戦は難しかった。
そんな中、祖父だけが異質なほどに活動的で、
家を建て直し、事業を行い、家族の未来を一段押し上げてくれた。
この“家系の調整役”の役割を、
今の僕が受け継いでいると考えると、腑に落ちます。
副業、投資、本業の突破──
どれも家計の新しい土台を作るためのもの。
使命感すら感じています。
■ 最後に──僕はこの性格を選び直す
幼少期の違和感、誤解され続けた思いやり、深読みしすぎる癖。
それでも、僕はこの性格を誇りに思っています。
もしもう一度選べと言われても、迷わず今の自分を選びます。
なぜなら、
“深く考え、静かに動き、誰かの本心を守る”
そんな生き方が、僕にとって一番自然だからです。
会社員として働きながら、
副業(物販)と投資信託で「静かに積み上げる資産形成」を実践しています。
HSP気質ゆえに、
勢いや根性ではなく“考えて動く副業”を追求し、
利益率・回転率・仕組み化など、現実に即した実務ベースの方法だけを選択してきました。
投資はS&P500を中心に、
長期・低コスト・高再現性の手法で資産を育てています。
過度な期待も不安も持たず、数字と構造を冷静に見つめるスタイルです。
変化の激しい時代でも、
小さな挑戦と淡々とした継続が、
未来の大きな安心につながる――そう信じています。
“光と闇の両側から現実を見る”視点で、
副業・投資・働き方の「再現できる知識」だけを発信します。
家族との安心を育てるために、生き方そのものを静かに積み上げていく。



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