副業の位置づけ

生き方・思考

僕は、自分の背取りに対する立ち位置について、一度きちんと書いておきたいと思いました。
というのも、背取りを続ける中で「これは自分にとって何なのか」が、だいぶはっきりしてきたからです。

僕にとって背取りは、事業でもなければ、情熱を注ぐ夢でもありません。
感覚としては、少し特殊なS&P500のようなものだと考えています。

投資信託ではありませんが、
「価値がありそうなものを買い、価値が上がったときに売る」
それを淡々と繰り返しているだけです。

結果として、月ベースで5〜7%ほどの利回りが出ることがあります。
単純計算すれば、年利換算ではかなり強い数字になります。
S&P500が年6〜10%程度だと考えると、この初速の破壊力は圧倒的です。

僕は、この初期の破壊力こそが重要だと思っています。
労力はかかりますが、その力を使って資金を作り、最終的にはS&P500のような安定資産に移していく。
背取りは、そのための起動装置であり、ブースターです。

今となっては、背取りを多少縮小しても、最悪やめてしまっても、
資産形成そのものは自動的に走り続けるだろう、という試算も立っています。
違いが出るのは、ゴールまでのスピードが早いか遅いか、その程度です。

ここで大事なのは、目的と手段を混同しないことだと思っています。

昔、テレビでこんな話を見ました。
本当は別の夢があった人が、特に興味のなかった椎茸農家を始め、
そこで財を成し、結果的に自分の人生を自由に楽しんでいったという話です。

当時は「なぜ椎茸なのか」と思いましたが、
今なら分かります。
やりたいことと、稼ぐ手段は一致していなくていいのです。

たとえば、ミュージシャンになりたいからといって、
最初から音楽だけで生計を立てようとするのは、かなり難易度が高い。
それよりも、背取りのような再現性のある方法で土台を作り、
余裕ができてから活動の幅を広げていく方が、現実的だと思います。

副業は、夢そのものではなく、
夢や納得できる生活に近づくための装置です。

やりたいことが特にない人もいると思います。
でもそれも悪いことではありません。

毎日おいしいものを食べ、
少し良いレストランに行き、
夜は銭湯に行って、テレビを見て眠る。
そんな生活を一生続けられたら、それは十分幸せだと思います。

しかも、世の中にはレストランも温泉も無数にあります。
場所を変えれば、同じ生活でも景色はまったく違います。
今日は富山、次は北海道。
アパートを転々としながら、同じような日常を送る。
それだけでも、かなり刺激的です。

お金があると、行動範囲が広がります。
そして行動範囲が広がると、
今まで何気なくやっていたことに、美しさや楽しさを見出せるようになります。

もしかすると、旅先でスキーに出会い、
それが一生の趣味になるかもしれません。
背取りで扱った商品から、思わぬ興味が生まれることもあるでしょう。

何もしないまま、今の生活に不満を言い続けること。
それこそが、一番のリスクだと私は思っています。

背取りでなくても構いません。
ぜひ何か一つ、副業や新しい挑戦をしてみてください。
一歩踏み出すだけで、世界は驚くほど広がります。

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