始まりの夜 Ⅰ〜月島の夜に気づいた、人生の歪み〜

■ 月島の夜景の前で、僕は立ち止まった

月島の夜。
ビルの光が水面に揺れて、まるで人の心の奥底にある “光” が揺らいでいるように見えました。

あの夜、僕はふと立ち止まりました。
そして気付きました。

「このままの人生を続けていいのか？」

この問いが、僕の人生の流れを大きく変えることになりました。

当時の僕は三十代半ば。
働き盛りで、本業にもまだやる気がありました。

でも心のどこかでは、
「このまま30代が終わってしまっていいのか？」
という不安がずっと消えませんでした。

職場の50代・60代の上司たちは、豊かな生活をしているようには見えなかった。
若い世代やお金のある人の悪口で自分の虚無を埋めているようにも見えた。

そして僕は思った。

「僕もいずれ、同じ未来に行くのか？」

その想像は怖かった。

月島の夜景を見ながら、
僕はある現実をはっきり理解した。

会社は、人の人生を守る場所ではない。
会社は、経営目標を達成するために存在している。

僕は長年、
“自分の若さと情熱” を
会社の目標に捧げていただけだった。

僕の人生ではなく、
僕の未来でもなく、
ただ “会社のために働く人間” を演じていただけだった。

それが分かった瞬間、
胸の奥に冷たいものが流れ込んできた。

上司たちの姿は、未来の自分に重なって見えた。

・老後に余裕がない
・お金に困る
・若い世代に嫉妬して文句を言う
・自分の人生を肯定できない

僕はこう思った。

「この未来だけは歩きたくない」

月島の夜景を見ながら、
静かに、しかし強く決意した。

「このままの人生では終われない」

あの夜、月島の光の揺らぎは僕の未来を照らしていた。
会社に人生を預けてはいけない。
他人の価値観に流されてもいけない。
未来の僕に胸を張れる生き方を選ばなければいけない。

こうして、僕の人生は「変化」を求めて動き出した。

副業 #資産形成 #生き方 #人生の岐路 #始まりの夜

会社員として働きながら、
副業（物販）と投資信託で「静かに積み上げる資産形成」を実践しています。

HSP気質ゆえに、
勢いや根性ではなく“考えて動く副業”を追求し、
利益率・回転率・仕組み化など、現実に即した実務ベースの方法だけを選択してきました。

投資はS&P500を中心に、
長期・低コスト・高再現性の手法で資産を育てています。
過度な期待も不安も持たず、数字と構造を冷静に見つめるスタイルです。

変化の激しい時代でも、
小さな挑戦と淡々とした継続が、
未来の大きな安心につながる――そう信じています。

“光と闇の両側から現実を見る”視点で、
副業・投資・働き方の「再現できる知識」だけを発信します。
家族との安心を育てるために、生き方そのものを静かに積み上げていく。