月島の夜から数週間後、僕はほとんど抵抗することなく“静かな部署”へと異動になりました。
表向きの理由は「負担を下げるため」。
ただ本音を言えば、会社も僕自身も、このままだと壊れると薄々感じていたのだと思います。
最初にそこへ着任した瞬間のことを、今でもよく覚えています。
あまりに静かで、空気に音がない。
誰からも期待もされず、誰からも求められない。
その空間は、僕にとって“安寧”でした。
でも同時に、その“安寧”は僕の心の奥に潜んでいた「軽い絶望」と隣り合わせでもありました。
■ 静けさの中で膨らむ“違和感”
表向きは落ち着いていたけれど、
心のどこかでこう思っている自分がいました。
「このまま歳を重ねたら、気づいた時には何も残っていないんじゃないか…?」
実際、周囲を見回すと
・若い頃に情熱だけで走り続けた人
・会社への不満だけが積み重なっていった人
・お金も心も消耗していった人
・変化できず、ただ“老いて消えていく人”
そんな姿がたくさんありました。
僕はハッキリ気づいたんです。
「このまま流されていたら、僕も同じ未来を辿る」
と。
これは月島の夜で感じた“最初の違和感”が、静けさの中でゆっくりと形を持ち始めたタイミングでした。
■ 僕は自分自身を取り戻すために「自己投資」を始めた
静かな部署には残業もほとんどなく、時間だけは妙に余っていました。
その空白が逆に怖かった。
だから僕は、
・体のメンテナンス
・学びの時間
・環境の整理
にどんどんお金と時間を入れ始めました。
正直、その頃はまだ何も分かっていなかった。
ただ「変わりたい」「このまま終わりたくない」
その気持ちだけで動いていました。
でも今振り返ると、
この時期の自己投資が、あとで僕の人生を大きく変える“土台”になった。
間違いなくそう言えます。
■ そして――
この静かな場所で、僕はようやく“次の扉を開く準備”が整っていきました。
それは、数ヶ月後に訪れる
「副業との出会い」
「資産形成との出会い」
という大きな転換点へとつながっていきます。
人生の転機 #生き方 #副業への道 #気づき #自己投資
会社員として働きながら、
副業(物販)と投資信託で「静かに積み上げる資産形成」を実践しています。
HSP気質ゆえに、
勢いや根性ではなく“考えて動く副業”を追求し、
利益率・回転率・仕組み化など、現実に即した実務ベースの方法だけを選択してきました。
投資はS&P500を中心に、
長期・低コスト・高再現性の手法で資産を育てています。
過度な期待も不安も持たず、数字と構造を冷静に見つめるスタイルです。
変化の激しい時代でも、
小さな挑戦と淡々とした継続が、
未来の大きな安心につながる――そう信じています。
“光と闇の両側から現実を見る”視点で、
副業・投資・働き方の「再現できる知識」だけを発信します。
家族との安心を育てるために、生き方そのものを静かに積み上げていく。



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